J&S FRANKLIN "Exclusive Line" Watch 始動。
腕時計には、二つの時間が流れている。
ひとつは、針が刻む時間。
もうひとつは、その時計自身が生きてきた時間だ。
今夏、J&S FRANKLIN " Exclusive Line " Watchを始動。
正直に言えば、これは「復刻」でも「オマージュ」でもない。
なぜ、いま新設計だったのか
軍用時計の世界には、いつも同じ問いがつきまとう。「本物とは何か」という問いだ。
過去のミリタリーウォッチをそのまま再生産すれば、確かに"らしさ"は担保できる。
ありきたりのケースに雰囲気がある文字盤を設置すれば、"それとなく"は見える。
だが、それは本当にJ&S FRANKLINでやるべきことなのか、答えはノーだった。
1969年のW10モデルのケースサイズという、" 骨格 " だけを継承し、その中身をすべて現代の設計思想で組み直すという道だ。過去の官給品のコピーではなく、過去の"哲学"を土台にした、まったく新しいプロダクト。
この判断こそが、EXCLUSIVE LINEを単なる「ミリタリー風腕時計」から一線を画す存在にしている。
陸・海・空——3つの現場が生んだ3つの表情
軍という組織は、ひとつではない。
陸で戦う者、海を渡る者、空を征く者——
それぞれの現場には、それぞれの時間の流れ方がある。
EXCLUSIVE LINEは、この"現場ごとの時間感覚"を、あえて3モデルに分けて表現した。単一モデルの色違いではなく、それぞれが異なる現場のリアリティを背負ったラインナップだ。どれを選ぶかは、あなたがどんな時間を刻みたいかを選ぶことに等しい。
視認性をあげて、すばやく確認できることは各軍共通の課題。秒針をオレンジに、数字脇の目盛りを黄色に、あるいは文字盤自体を配色に。それぞの対応方法から、それが個性となり3つの表情が生まれた。
文字盤の中央に、静かに座る"証"
ケース中央、プラスチック風防越しに見えるブロードアロー。
これは英国官給品であることを示す、伝統的な刻印だ。本来なら誇示してもいいはずのこのシンボルを、EXCLUSIVE LINEはあえて控えめに配置している。声高に主張しない。だが、確かにそこにある。
そしてこのブロードアローには、ある"緊張感"が仕込まれている。万一破損し、有償交換となった場合、交換後の個体からはこの刻印が失われる。つまり、いま手にしているブロードアローは、二度と同じかたちでは戻ってこない、一期一会の意匠なのだ。
大切に使ってほしい、という言葉の重みが、ここに宿っている。
あえて"守らない"という設計思想
文字盤には、防腐剤処理があえて施されていない。
紫外線を浴び、使用環境にさらされるたびに、表情は少しずつ変化していく。
同じ個体は二つとない。
工場から出荷された瞬間が完成形なのではなく、あなたが身につけて過ごした年月こそが、この時計を完成させていく。
時間を計るための道具でありながら、時間そのものを刻み込んでいく時計。
それがEXCLUSIVE LINEの正体だ。
価格:59,400円(税込) 販売中:商品はこちら